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2011年 01月 29日
ゆくえ
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だれにもわからない



2011年1月上旬 大阪府吹田市
minolta SRT-101, minolta MC Rokkor 55mm F1.7
FOMA PAN 200, F8 1/500

以下、写真の題目とは関係のない話です。

 寝床で、以前古本屋で買っていた30年前の写真教室的書籍に目を通してみた。
 フィルムの種類、使用法、ネガフィルムの現像方法、プリント方法などが、実に子細に渡って書かれている。カラー、黒白とも、目的に応じてフィルムとその処理を、実に多様に使い分けていたことがよくわかる。あと50年もすると、この本は古文書になるのだろうかと思ったりもする。それほど、この本に紹介されている技術が、すっかり過去のものになっているということだろう。

 親の一眼レフを持ち出して撮るくらいなら子供の頃からしていたが、写真にのめり込んでいたわけではないので、感慨深いとまでは思わないが、知ったフィルムの名前が出てくると懐かしい気がした。

 時々とはいえ、なぜ私はフィルムで撮ろうとするのだろうか。しかも、あえてそんな子供の頃にしんどい思いをして撮ったフルマニュアルの機材を使うのか。もちろん、少しでもマシと思える写真を撮ることができると嬉しい。それとともに、術によってようやくまともに動く道具を使いこなすことが好きなのだろう。マニュアルミッションの自動車しか所有したことがないことが、その根拠の一つである。でも、本当だろうか。もうすこし考えてみたい。

by photo-nupuri | 2011-01-29 09:26 |


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