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2006年 01月 25日
閑寂
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 大和郡山の小泉町にある慈光院という禅寺にて
 時々横を通るだけだったのですが、たまたまこの後が空いたので、
帰りに寄り道してみました。
 石州流という茶道の宗元を名乗るお寺だけあってか、
閑かで侘びた造りが心地よかったです。


※タイトルを変更しました(22:20)。




 大和郡山市から少し離れた、小泉町という陣屋町(小さな城下町)に
城主の父の菩提寺として江戸時代初期に建てられたお寺だそうです。
その城主は茶道石州流の祖でもある片桐貞昌(石州)といい、
お寺の書院には石州作という手水鉢やつくばい、茶室が組み込まれていました。
そんなに有名な人なのかいなと思いつつ、他に参拝者がいないし、
茶室を除いて書院の中は三脚禁止以外は制限がないので、日暮れ前で薄暗い中、
這いつくばったり壁にもたれたり舐めるようにして、書院と手水鉢を激写するなど、
閑静なお寺の中で1時間ほどのたうち回ってました (^^;)
なお、茶室、庭のほか、書院も手水鉢も、重要文化財でした (^^;)(^^;)
拝観料は抹茶と茶菓子付で1000円
貸し切り状態になったがゆえ、安いと感じた次第です。

2006年 奈良県大和郡山市小泉町 慈光院
ミノルタα-7,ミノルタAF85mm F1.4G(D)
コニカミノルタセンチュリアスーパー400
1. F1.7 AE
2. F2 AE


<「暴挙」顛末記>

さて、前の投稿で記した、ミノルタへの愛と惜別への
怒りと悲しみがもたらした暴挙とは?
それは、名作といわれるこのレンズを新品で買ってきたことでした。
何が暴挙かって?急に財政状況がきつくなったことと (T_T)
なにより、ミノルタAFシステムと心中を決めたことですっ! (-_-)!
(大げさでスミマセン <(_ _)>)

ちなみに、ヨドバシカメラ梅田店に電話してみたところ、すでに在庫はなく
(このレンズのためにポイントをためていたのに!)、
大阪ミナミの方の小さな老舗カメラ店で購入でした。最後の1本でした。
コニカミノルタのカメラ事業撤退発表以降、新品がどんどん売れていっているそうです。
ミノルタとの取引が古いこの店では、店員さんとコニカおよびソニーの糾弾大会でした。

ちなみにこのあと、レンズの箱の入った紙袋を持ったまま、
コニカミノルタフォトスクエアへ行き、冬になると
露出制御レバーが粘るα-9000を調整に出してきました。

「ここも3月いっぱいでなくなりますので」、と話すミノルタ担当のおじさんに、
「承知しております、頑張って下さい」、と囁くしかありませんでした。
帰り際には大変丁重にお礼の言葉を頂いた次第です (T_T)

なお、このレンズでの1枚目は、フォトスクエアが入っているビルの看板にある
ミノルタの大きな青いマークだったりします (T_T)


ああ、切ない!

by photo-nupuri | 2006-01-25 19:44 | ある時間空間


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